おとなひとり暮らしのごはん。

料理本編集者とは、料理家さんのお手伝いをしながら、料理本を作るのがお仕事。おいしいモノは大好きだが、自分で作って食べるモノはいたってフツー。そんな日々なごはんを何となくアップできたら。

牛すじ肉の煮込みを仕込む。

もはや、生活のルーティーンのひとつとなってしまった「牛すじ肉の煮込み」作り。
一度に500〜600gまとめて煮込んでおいて、冷凍保存しておく。
私が作るのは、居酒屋さんで出てくるような、甘っ辛い濃厚な味ではなく、牛肉代わりにいろんな調理に使えるように、みりんであっさりとした甘みをつけたシャープな味だ。
今回は、成城石井の牛すじを使用。フツーのスーパーマーケットのモノより、
格段においしい。松坂牛や佐賀牛などの国産の高級な牛肉は、すじ肉も
もれなくおいしいというコトなんだろうか。きっとそうなんですね。
しかも価格は、100gでたったの220円。ほかのスーパーマーケットでも、
180円くらいなので、絶対おトクで「すご〜く使える」食材です。
牛すじ肉の煮込みは、いつも作り続けているせいか、今回うっかり油断してしまい、
いつもと違う作り方をしてしまった。しかしラッキーなコトにこの作り方のほうが
おいしくできた! 次回からはこの作り方にしよう。
分量もややこしくならないように、すっきりと調整できました。

鍋に牛すじ肉500〜600g、たっぷりの水を入れ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、
2〜3分ゆでる。

ざるに上げ、流水の下でよくもみ洗いをし、表面のアクをていねいに取り除く。
一口大に切る。本には「切ってからゆでる」というモノも多いが、
ゆでてから切らないとかたくてムリです。

ストウブ(厚手の鍋)に水5カップ、牛すじ肉、長ねぎの青い部分、しょうがの薄切り、にんにく、赤唐辛子、しょうゆ、酒各1/4カップ、みりん大さじ2、塩小さじ1を入れて強火にかける。赤唐辛子は種も入れて、辛みをピリッときかせる。

煮立ったら弱火にし、アルミホイルで落としぶたをしてふたを少しずらしてかけ、
1時間ほど煮る。牛すじ肉は個体差があるので、煮る時間は様子を見ながらがよいです。
味見をしながら、好みの甘さ、しょっぱさにしてください〜。

煮上がり。ふたをしてよく冷まし、味をしみ込ませます。

長ねぎを取り出して4等分にし、ジッパーつきのポリ袋に入れて冷凍庫で保存する。
煮汁もおいしいので、ラーメンやうどんのスープに加えたり、炒めものにも加えたり。

×

非ログインユーザーとして返信する